ＭＢＦ−Ｐ０１
ガンダムアストレイ
ゴールドーフレーム天（アマツ）
-未完成型-

　ヘリオポリスから持ち運びだされたゴールドフレームであるが、脱出時に右腕を損傷し、運用に支障をきたす状態となっていた。そこでオーブ国内にて改装を行う際に、同近海で捕獲したブリッツガンダムの右腕を実験的に移植実装した。ブリッツガンダムには多くのブラックボックス的な機能が組み込まれており、フェイズ・シフト装甲やミラージュコロイド展開によるステルス機能はモルゲンレーテの技術陣側にとって非常に興味深いシステムであった。そこでアストレイシリーズの中で最も多機種との互換性が高いゴールドフレームが、その性能を解析するための実験機として採用されたわけである。
　この後はステルスシステムをより高める為に外部装甲をミラージュコロイド展開用に全面改装され、ブリッツガンダム同様に漆黒の機体として生まれ変わる事となる。同時に新規追加装備として、「マガノイクタチ」というコロイド技術を応用した試作オプションを追加。これは自機を中心とした一定空間にコロイドを展開し、そのテリトリー内に対象機体を巻き込むことで、その機体のもつエネルギーを強制的に外部排出、そしてそのエネルギーを自機に取り込むエネルギーコントロールシステムである。全てにおいて未完成の領域を出ない試作機体であるが、完成後は従来のアストレイシリーズとは一線を引く機体となるであろう。